◆万博カラーの赤と青に注目◆ 企画展「堺の技と美 工芸を彩るレッド&ブルー」を開催します

開催日:令和7年5月20日(火)~7月13日(日)

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堺市博物館では、大阪・関西万博の開催に合わせ、企画展「堺の技と美 工芸を彩るレッド&ブルー」を開催します。人々はいにしえから現在に至るまで、様々な知識と技術、多大な労力、そしてユニークなアイデアによって人工物を着色し、多彩に色を表現しました。本展では、生命の根源を表し、大阪・関西万博のイメージカラーでもある2色に注目し、その中でも特に工芸品を取り上げて展示します。

 

◎展示構成・主な展示資料

1章 エネルギーの赤、マジカルな赤

日本では赤系の彩色には、ベンガラ・辰砂(朱)・鉛丹(丹)を顔料、茜・紅花・蘇芳を染料として用いました。人々はより鮮やかな赤を求め、南蛮貿易の時代にはコチニールなどの色材が、幕末・明治時代には化学合成された赤が輸入されました。本章では、古代から近現代までの資料をもとに、様々な赤を展示します。

 

資料名

制作時期

所蔵者

【重文】漆塗太鼓形酒筒

室町時代(1493

当館蔵

【重美】南蛮屏風

江戸時代

当館蔵

メノウ勾玉(反正天皇陵古墳出土)

古墳時代

堺市文化財課蔵

湊焼海老形向付

江戸時代~明治時代

当館蔵

与謝野晶子歌集『太陽と薔薇』

大正10 年(1921

さかい利晶の杜蔵

※【重文】=重要文化財、【重美】=重要美術品

 

2章 あいまいな青、憧れの青

青色を人工的に表わすことは容易ではありませんでした。古代・中世の日本の人々は青い器に憧れ、遠く海外から入手しました。日本で青磁や染付の焼きもの、青いガラスなどの生産が可能になったのは江戸時代以降のことです。本章では、歴史のなかで人々が追い求めてきた青を展示します。

 

資料名

制作時期

所蔵者

【重美】袈裟襷文銅鐸(浜寺昭和町出土)

弥生時代 

当館蔵

【府指定】袈裟襷文銅鐸(堺市下田遺跡出土)

弥生時代 

大阪府教育委員会蔵

青磁碗(田園遺跡出土)

南宋時代

堺市文化財課蔵

青花花鳥文盤 

明時代

当館蔵

【市指定】世界図屏風

江戸時代

個人蔵

唐人物図更紗

江戸時代~明治時代

当館蔵

 ※【重美】=重要美術品、【府指定】=大阪府指定有形文化財【市指定】=堺市指定有形文化財

 

関連行事

<事前申込必要・応募者多数の場合は抽選>

○講演会

日時

①令和7524日(土)   午後130分~午後3

②令和768日(日)    午後130分~午後3

会場

堺市博物館 地階ホール

定員

80

参加費

無料

内容

①テーマ 「珠洲焼の産地を襲った震災-珠洲焼の歴史と能登半島の現状-」 

講師:寺口学氏(能登町教育委員会)

②テーマ 「人類史における「色彩」をめぐって-縄文時代の赤・埴輪の青を中心に-」 

講師:谷口陽子氏(筑波大学教授)

 

○トークセッション

日時

①令和7628日(土)   午後2時~午後4

②令和7712日(土)   午後130分~午後3

会場

堺市博物館 地階ホール

定員

80

参加費

無料

内容

①テーマ 「探検家×神職が語る赤と青の彩り」 

講師:田中彰氏(渓谷探検家)・南坊城光興氏(道明寺天満宮宮司)

②テーマ 「堺のふとん太鼓-百舌鳥八幡宮月見祭を中心に-」 

講師:大熊和彦氏(百舌鳥赤畑町)・柴原博一氏(百舌鳥梅町)・藤木博則氏(土塔町)

 

<事前申込必要・先着順>

ワークショップ① 「須恵器作り体験」

日時

令和7525日(日)午前1030分~正午

午後1時~午後230

午後3時~午後430

会場

堺市博物館 地階ホール

定員

各回20

対象

小学4年生以上(保護者同伴の場合は小学3年生以下でも可)

参加費

3,000円(粘土代・焼成費 ※送付希望の方は別途送料が必要)

講師

西念秋夫氏(西念陶器研究所所長)、日本最古の窯業地「すえむら」の会

 

申込方法:詳細は以下の堺市博物館のホームページをご覧ください。

URL:https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/exhibition/kikaku_tokubetsu/redandblue.html

 

<事前申込不要・先着順>

○ワークショップ② 「カラフル書道体験-色紙に好きな字を書こう-」

日時

令和7622日(日)   午後130分~午後4時(随時)

会場

堺市博物館展示場

定員

100

参加費

要観覧料

講師

当館学芸員

 

○展示品解説「色々な赤と青を見てみよう!」

日時

令和767日(土)   午後2時~午後230

令和776日(日)   午後2時~午後230

会場

堺市博物館展示場

参加費

要観覧料

講師

当館学芸員

 

○陶器まつり-能登半島復興支援-

日時

令和7524日(土)   午前930分~午後5

令和7525日(日)   午前930分~午後4

会場

堺市博物館玄関前の広場

内容

珠洲焼と泉州を中心に活動する陶芸作家の作品を展示・販売します。(荒天中止)

(主催:日本最古の窯業地「すえむら」の会 協力:堺市博物館)

※中止する場合は、以下の堺市ホームページでお知らせします。

https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/play/event/tokimatsuri.html

 

詳細情報

開催日/開催時刻 令和7年5月20日(火)~7月13日(日)
開催場所 堺市博物館展示場 交通:JR阪和線「百舌鳥」駅下車 西へ約500m 南海バス「堺市博物館前」停留所下車 南へ約280m
住所 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
営業時間 午前9時30分~午後5時15分(入館は午後4時30分まで)
休日 月曜日
利用料金 一般 200円(160円) / 高校・大学生 100円(70円) / 小・中学生 50円(30円) ※( )内は20人以上の団体料金 ※堺市在住・在学の小・中学生は無料。堺市在住の65歳以上の方、障害のある方は無料(要証明書)
関連リンク

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