泉州の春を熊野街道で体験 花と緑の熊野街道ウォーキング 泉州の春を熊野街道で体験 花と緑の熊野街道ウォーキング

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泉州の春を熊野街道で体験 花と緑の熊野街道ウォーキング

春はウォーキングやハイキングに最適。今回は世界遺産にも登録されている和歌山の熊野三山に通じる熊野街道から、
花と緑をテーマにウォーキングをスタートしましょう。
藤や薔薇はもちろん、紫陽花や庭園など雨の日でも楽しめる、春と日本の自然を体感できるコースです。

所要時間目安:5.5時間

JR 和泉砂川駅 熊野街道信達宿の野田藤 長慶寺 砂川奇勝(すながわきしょう) BARBARA COFFEE 林昌寺 デビッド・オースチン・イングリッシュローズ・ガーデン JR 和泉砂川駅 JR 和泉砂川駅 熊野街道信達宿の野田藤 長慶寺 砂川奇勝(すながわきしょう) BARBARA COFFEE 林昌寺 デビッド・オースチン・イングリッシュローズ・ガーデン JR 和泉砂川駅

JR 和泉砂川駅

JR 和泉砂川駅

熊野街道信達宿への最寄り駅はいくつかありますが、今回はJRの和泉砂川駅から旅をスタート。ウォーキングコースなので、歩きやすい服装と靴を準備しましょう。天気が不安な時は傘の準備も忘れずに!

徒歩 約8分

熊野街道信達宿の野田藤

熊野街道信達宿の野田藤

泉南市信達牧野の熊野街道沿いにある梶本家の野田藤は、なんと1本の木に4万もの花房をつけます。40年以上前に、「平成の花咲か爺さん」と呼ばれた故梶本氏が植えた1本の野田藤は、大きく育ち、見頃である4月中旬から下旬にかけて、藤棚の一般公開が行われ、設置された鑑賞台から藤棚を上から眺めることができます。また、期間中の土日には「ふじまつり」も開催され、遠方からの多くの来訪客で賑わい、今や泉南市の春の風物詩ともなっています。
この辺りは、古くは「信達宿」と呼ばれ、熊野詣でを目的として熊野街道を旅する人々の宿場町でもあり、また、江戸時代には紀州徳川家が参勤交代で江戸に向かう際の最初の宿場でもありました。現在も本陣跡「角谷家」が残ります。また新家には、江戸時代の泉州の豪農屋敷の特徴をよく残し、国登録有形文化財にもなっている「山田家住宅」もあり、どちらも例年「ふじまつり」期間に特別公開されます。
見た目にも鮮やかな藤の花ですが、近付いてみると春の訪れを感じさせる甘い香りが感じられます。ぜひ現地でご鑑賞ください。

住所 大阪府泉南市信達牧野1338
電話番号 熊野街道信達宿藤保存会 090-4281-8741(開設期間:3月1日~5月15日)
泉南市産業観光課商工労働観光係 072-483-8191
公式サイト http://kumanokaido-fuji.sakura.ne.jp/

※詳しくは公式サイトをご確認ください。

徒歩 約8分

長慶寺

長慶寺

『あじさい寺』として有名な、泉南市を一望できる小高い丘にあるお寺。神亀年間(724年頃)行基により建立されたといわれています。慶長年間(1596-1616)に、豊臣秀頼によって再興された際の年号「慶長」を逆さにしたものといわれています。
門前にある『厄除けの石段』といわれる100段の石段は、女性は33段目、男性は42段目で厄除けを念ずるとご利益があると言い伝えられております。ぜひ数えながらのぼってみてください。石段の先の仁王門左右には金剛力士像が安置されており、門の内側には大きな『厄除け草履』も掛けられています。仁王門を抜けて正面には『香炉堂』、その向こうに『本堂』が見えます。そして左側には2つの異なる意匠の三重塔、2004年に建立された『三宝塔』と2015年に建立された『孔雀宝塔』を見ることができます。『孔雀宝塔』は一見すると六重の塔の様にも見えますが、近付いてみると三重塔であることがわかります。
6月には、100段ある厄除けの石段沿いから境内一面に至るまで、約6,000株の鮮やかなあじさいの花で彩られます。時期的に4月一般公開の熊野街道信達宿の野田藤と6月が見頃の長慶寺のあじさいを同時に楽しむことは出来ませんが、ふじまつりの頃は、境内の青もみじが素晴らしく綺麗ですので、ぜひ足を伸ばしてみてほしいスポットです。

住所 大阪府泉南市信達市場815
電話番号 072-483-2692
スポット情報 https://welcome-sennan.com/tourist-spots/chokeiji

※詳しくはお問い合わせください。

長慶寺

砂川奇勝(すながわきしょう)

さてここで、さらに体力に自信のある方、ノスタルジー大好きな方にぜひ立ち寄っていただきたいスポットのご紹介です。長慶寺から徒歩で約20分の位置に、砂川奇勝というかつての一大観光地跡があります。今では住宅に囲まれ、公園の中にその一部を残すのみとなりましたが、昭和初期にはその広大な松と砂岩が織りなす絶景を一目見ようと、多くの人が訪れました。そして昭和10年には砂川遊園という遊園地も開園し、一大観光地となったのです。200万年前の洪積期にできた砂岩から、昭和の観光名所に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

徒歩 約12分

BARBARA COFFEE

BARBARA COFFEE

和泉砂川駅のすぐ近くにあり、7:30-11:00まではテイクアウトドリンクOnlyで営業しているので、ランチやティータイムはもちろん、コーヒーをテイクアウトしてから旅をスタートするのも良いかも。
種類の豊富なドーナツは昼頃にはすでに売り切れているものも。ドーナツもテイクアウト出来るので、お目当てのドーナツは早めにゲットしましょう。そのほかイチゴを使ったデザートも、ランチのあとにはつい頼んでしまいたくなるかわいさです。
イベントなどの出店情報も掲載されている、素敵なInstagramも要チェックです。
休日のランチタイムやティータイムは混み合うこともあるので、少し時間をずらすか、余裕をもって到着するのがオススメ。

住所 大阪府泉南市信達牧野202
電話番号 072-442-1505
公式サイト http://barbara.coffee/

※詳しくはお問い合わせください。

BARBARA COFFEE BARBARA COFFEE
徒歩 約20分

林昌寺

林昌寺

愛宕山のふもとにあるこちらも、行基が開創したといわれる真言宗の歴史あるお寺です。ちょうど野田藤と同じ4月下旬頃、ツツジが色づきます(若干ずれる場合あり)。平安時代に堀河天皇が行幸の折、一帯の山ツツジの絶景に『躑躅(ツツジ)山』の山号を勅号されました。
愛宕山の斜面を利用して作庭された、サツキの刈込と青石による立石、そして近付くと聞こえる、池の泉の音、それらが織りなす景色に、時が流れるのを忘れそうになります。国の名勝にも指定されている岸和田城『八陣の庭』の作者でもある、昭和に名を馳せた庭園史研究家であり作庭家の重森三玲が作庭した『法林の庭』を眺めながら、心静かに来し方行く末に思いを馳せるのも良いでしょう。
庭の周囲のツツジが色づいたあと、5月中旬から下旬にかけては、中央のサツキが見頃を迎え、庭が赤く染まっていきます。一度は春に訪れたいお寺です。

住所 大阪府泉南市信達岡中395
電話番号 072-483-2705
スポット情報 https://welcome-sennan.com/tourist-spots/rinshoji

※詳しくはお問い合わせください。

徒歩 約30分

デビッド・オースチン・イングリッシュローズ・ガーデンデビッド・オースチン・イングリッシュローズ・ガーデン

デビッド・オースチン・イングリッシュローズ・ガーデン

さて、まだまだ自然を楽しみたい方は、泉南市農業公園「花咲きファーム」まで足を延ばしてみるのはいかがでしょうか。野田藤の季節であれば、公園内の芝生広場で、藤の花や、芝桜を鑑賞することができます。そして5月頃には、広大な「デビッド・オースチン・イングリッシュローズガーデン」で、3000株以上のバラが咲き揃う様を、また秋には、低温で育つため色と香りが更に鮮やかに花開いたバラを鑑賞できます。
イングリッシュローズは豊かな香りを持つことで知られています。こちらも藤の花と同様、やはり見た目の美しさだけでなく香りを現地で楽しんでいただきたいです。

住所 大阪府泉南市幡代2001
電話番号 072-480-0031
公式サイト https://www.davidaustinroses.co.jp/

※詳しくはお問い合わせください。

今回ご紹介したスポット

  • JR 和泉砂川駅
  • 熊野街道 信達宿の野田藤
  • 長慶寺
  • 砂川奇勝 (すながわきしょう)
  • BARBARA COFFEE (バーバラコーヒー)
  • 林昌寺
  • デビッド・オースチン・イングリッシュローズ・ガーデン(旧花咲きファーム)